特定自主検査を実施することによって、建設荷役車両(フォークリフト、不整地運搬車、車両系建設機械及び高所作業車の総称)によるトラブルを未然に防止し、不具合な箇所を補修することによって、作業者の安全確保と機械の機能保持を図ることが出来ます。
特定自主検査は、安全を守り、さらに事業者の利益を確保するために役立つものです。
以下に実施メリットについて考えてみましょう。
特定自主検査はあなたのための制度です
1.職場の安全意識が向上します。
2.作業者の安全が守られます。
3.大きな故障が防止できます。
4.機械が長持ちします。
5.整備費が減り、利益が増えます。
6.休車損失も減ります。
7.社会的信用が増します。
8.業界のレベルアップが図られます。
真っ黒に汚れたエンジンオイルやフィルターを交換した後のエンジン音が大分軽くなったような気がしたことはありませんか?一年に一度の特定自主検査を実施して戻った機械はなおさらです。
一年間の作業で甘くなったブレーキの効きがよくなってくれば、運転者の仕事の意欲も湧いてくるものです。
労働災害につながるような事故の防止に大きく役立ちます。
特定自主検査を実施して、労働災害につながるような不具合箇所が発見されたという例は、しばしばあります。
また特定自主検査を実施しなかった場合に起きた事故例として、例えば、フォークのチルトシリンダが内部の油漏れのため、荷を積んで走行中にフォークが傾き、積荷が転落し、前方の作業者に当たり大ケガの事例があります。
労働災害は心の弛みや、安全軽視の時に発生するものです。定期的な検査や整備の大切さを自覚していれば、防げた災害です。
日常点検や月例検査を実行していれば、「メンテナンス不良による故障」は確実に防ぐことが出来ます。
さらに、一年に一度の特定自主検査で傷や摩耗、性能低下などの不具合箇所をみつけて早く補修すれば、それだけ補修費が安くなります。
手入れを続け、大切に扱われた機械は、当然長持ちします。
下取り時に、よく評価されるなどのメリットもあります。
定期的なオイル交換、フィルターの交換などのメンテナンスを行い、特定自主検査を実施した機械は、金がかかっていますが、実施しなかった機械に比べて、その後の整備・修理費、ダウンタイムによる代替保証費などのトータルコストは少なくなります。「トータルコスト」とは、機械の使用時間にかかる総ての費用で、検査費、整備・修理費の累計と休止期間の延びた分の代替機械の費用も含みます。
「納期、予算」厳しい条件で受注した工事・・・そんな現場で機械が故障!では大変です。
故障の少ない機械には、ある日突然起こる故障のための休車が少なくなりますから、いわゆる「休車損失・・ダウンタイム」も減ります。
労働災害を起こすことは、事業者にとって恥ずかしいことですが、その原因が事業者自身の怠慢にあったとすれば、社会的な信用は失墜してしまいます。
また、被災者への賠償は高額となり、さらに刑事責任を問われる場合も起こります。
建設業界では、協力業者に対して法令で定められた特定自主検査を実施していない機械の現場持ち込みを禁止するようになってきました。
業界をあげての努力にもかかわらず、特定自主検査の実施率は決して満足できるものではありません。
労働災害も他産業に比べて相変わらず高い発生率を示しています。
こんな状態がいつまでも続けば、業界に対する社会的な評価も悪くなる恐れがあります。
特定自主検査実施のメリット